【 時間整理 × ラク家事収納 × 片づけ習慣 】で ゆとりを！
面倒なことを先送りしがちな人に、「片づけ」と「脳科学」で 思考行動を整理し、
環境をスッキリさせながら 目標達成力を鍛え、「人生のステージアップ」をお手伝いする
奈良『片づけ習慣コンサルタント』（整理収納AD×薬剤師） 今井知加 です。

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先日、Womens Future Center さんの主催にて、『ナチュラルクリーニング講座』の講師を務めてまいりました。

化学の基礎を元に、一般洗剤とナチュラル洗剤の正しい知識と使用方法をお伝えする講座。
5～6名という少人数制で、みっちり丁寧にレクチャーさせていただく 「ナチュラル掃除セミナー」は、
通常は 実践フォロー型・お片づけ教室 のみのメニューで、あとは企業様・団体様での主催で開催しております。（これまで、阪急不動産様などの住宅メーカーがメインでした）
明日は、お片づけ教室の最終回なので、明日もお掃除セミナー（簡易版）やります！



私が『ナチュラルお掃除セミナー』の講師をしている一番の動機は、
『根本を間違って ナチュラルクリーニングをしている人が多すぎる！』　というところ。本当に正しい知識を伝えたいと思ったからです。

「お片づけサポート」でのお宅訪問時や　「お片づけレッスン」の生徒様のお話を通して・・・も、もちろんですが、そもそも、インターネット上には間違った情報が混ざりすぎています。
特に、個人のブログは、”たまたまそうなっただけで、化学的にはちょっと違うよ” という部分が実は多くて、条件が違うと同じ結果を得られないことが多々あります。
これは、読む方も "掃除のノウハウを書いてる記事"ではなく、"お掃除のレポ記事"と思って読むべき。正しい情報は書籍やセミナーで、きちんと根本から学んだ方が安心です。


ただし、学ぶ人はちゃんと選んでくださいね！
先日、お話を伺くと明らかにアルカリ性が効くのに、とある講座で「クエン酸が効くよ」と教わった･･･　という方がいらっしゃいましたので💦　


今日は、先日のよくある『ナチュラルクリーニング』の勘違いに引続き、
エコ洗剤知識の勘違いアルアル　についてです。





掃除


掃除・掃除・掃除ー♪

◆ アルカリ電解水は、「水だから安全」ではありません！

ナチュラルクリーニング講座では、こんな間違いしていませんか？　と、よくある間違いのお話を必ずします。

例えば･･･
● オキシクリーンを使う時の温度
● 重曹スプレーの作り置き
● 水のない状態での掃除
● アルカリ電解水（激落ちくんや水ピカ）の成分

あげれば他にもキリがないですが、、、いずれも良くある勘違いです。
先日の講座では、アルカリ電解水の話題になりました。

『アルカリ電解水は、水だから安全だと思っていた！』
『水なのに、汚れの落ちる　ふしぎな魔法の水だと思っていた！』

と。　確かに・・・



↑　このキャッチーだと信じてしまう？！

市販で販売されている 『アルカリ電解水』は、PH11~12くらいの強アルカリ性で、
ナチュラル洗剤として使う『重曹・セスキ・過炭酸ナトリウム』よりも、強いアルカリになります。


確かに、水を原料に作られてはいて、分解されやすいという特徴はありますが、お肌に優しいという特徴はないですよ。素手で触ると危険です！

私は講座の中で、「水酸化ナトリウムを薄めた水と思ってください！」と伝えてますが、
レック社の激落ちくんのボトルに「水酸化ナトリウム換算で･･･」　と記載のとおり、
食塩水を電気分解して生成されるのは、水酸化ナトリウム なのです。

とは言え、色んなメーカーから出てるアルカリ電解水が、全て同じものを電気分解しているかは、厳密には分かりませんけど。いずれも、電気分解して強アルカリ（PH11程度）のモノが生成されているので、同等だと考えます。



そうじ・洗濯のコツ～きれい大好き


掃除＆片付け

◆ そもそも、アルカリ電解水って何？

そもそも、電解水とは、水を電気分解することで得られる水溶液のこと。
『アルカリ電解水と、アルカリイオン水は違うんですか？』　という質問もたまに受けますが、
飲用のアルカリイオン水も同じく電解水ではあるけれど、PHも違うし生成する装置も異なります。

掃除などに使われるアルカリ電解水は、機械を使って水を電気分解することで、【強酸性電解水】と【強塩基（アルカリ）性電解水】 に分かれ、そのうちの「強塩基」の方が　よく耳にする「アルカリ電解水」です。



この時、材料が食塩水（塩化ナトリウム水：NaCl水）だと、電気分解でできるのが水酸化ナトリウム。
水酸化ナトリウムというと、危険なやつです。

5%を超えると一般では買えないので、すご～く薄い状態にはなりますが、
少なくとも ”水酸化ナトリウム換算で･･･” という記載があるということは、食塩水を電気分解して作っているものと思われます。
（仮に、炭酸塩を電気分解したら、もう少しPHは低いと考えます）



ここまで知らずに、『アルカリ電解水は、水で作ってるから安全！』と、キッチンまわりなど　口に入るものに気軽に使うのはNGです！

ナチュラルクリーニングに限らず、正しい洗剤の知識は 知っておいて損はないですね。
また、時々、お掃除の化学の記事も書いていきますね。　ではでは～！




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